ご挨拶
理事長挨拶
2024年も早くも1ヶ月強経過しました。年月のたつのが年々早く感じます。
今年最初の挨拶文になりますので、改めて「明けましておめでとうございます」とご挨拶申し上げます。元旦に発生した、能登半島地震で240人以上の方々がお亡くなりになり、まだ救出されていない方もおられるようです。また、家屋の倒壊などで現在も避難生活を余儀なくされておられる多くの方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。
昨年より2050年カーボンニュートラルの達成のための、具体的な戦略が法律として閣議決定されました。
通称「GX推進法」で2024年法律第32号です。内容を見ますと(1)脱炭素成長型経済構造移行推進戦略の策定、(2)GX経済移行債の発行、(3)化石燃料採取者に対する賦課金、(4)特定事業者の排出枠にかかる負担金の徴収、(5)新設する推進機構の創設からなっています。
(1)の推進戦略は、再生可能エネルギーの主力電源化、原子力の活用、水素・アンモニアの導入促進によるエネルギー転換が主な内容です。
(2)の移行債の発行では、2050年のカーボンニュートラルの達成と経済競争力や経済成長の同時達成のためには、政府のロードマップにおいて今後10年間に150兆円超のGX投資を官民協調で実現するという試算をしています。政府支出としての財源が経済移行債で、2023年から10年間で20兆円発行し、2050年には(3)や(4)の賦課金や負担金で償還する計画です。(3)の賦課金は2028年より徴収、(4)の負担金は大口の電力事業者が対象で2033年から開始されカーボンプライシングが始まります。
民間にも動きが出てきて、その一つが「GXリーグ」です。GXリーグは、GXに関連する政策等を議論するためのプラットホームで企業はこれに参加することで、GX関連ルールメイキングに参加することが出来ます。GXリーグの中で排出権取引制度が自主的に始まっています(GX-ETS)。
現在も産業革命前から1.6℃上昇しているとのIPCC速報もあり地球温暖化防止には待ったなしの状況になっています。
私達も出来ることから貢献していきたいと思います。今年のスタートに環境市民講座の開催が出来ました。関係していただいたメンバーには感謝いたします。
2024年 2月10日 橋本武一
協会概要
名 称 | NPO法人 奈良環境カウンセラー協会 |
1.設立の目的 | 環境カウンセラー精神に従い、奈良県”環境づくりの指針”の基本理念である自然と歴史に恵まれた心豊かな奈良県の創世に向けて 県民、事業者及び行政とのパートナーシップの形成につとめ、地域の環境に優しい行動の実践を積極的に推進することを目的とする。 |
2.設立日 | 平成12年11月3日 設立 平成16年10月 NPO法人化 |
3.会員数 | 奈良県在住、または在職する環境カウンセラーを主に35名で構成 メンバー紹介(プロフィールのページへ) |
4.組織 | 下表参照 |
5.所在地等 | アクセスへ |
組織
理 事 長 | 橋本 武一 |
副理事長 | 室賀 泰二 |
理 事 | 一瀬 正秋、宇野 浩、川辺 恵美子、坂上 正美、阪元 勇輝、千葉 佳一、 中尾 博、森田 正夫、吉田 誠宏、今住たか子 |
監 事 | 村山 壌治、吉村 孝史 |
事務局長 | 室賀 泰二 |